ステートメント

私は絵を描く際、脳の言語処理を司る部位を極力使わないようにしています。真っ白な紙を眺めていると非言語的なイメージ、奇妙な姿の生き物や人間がそこに浮かんでくるのです。その浮かんできたビジョンをもとにして、即興のドローイングで作品を制作します。自由に絵を描いて良いと言われたときに「何を描こうか？」と悩んだことは、中学生のときに絵を描くようになってから20年以上、一度もありません。ドローイングを開始した時点では全く想像してもみなかった光景が、時間の経過、手の動きが進むとともにだんだん見えてきます。私にとって創作活動は、自分の心を落ち着かせるための行為、あるいは意識を現実から解離させて別の世界を探検する行為であり、一番近い言葉は「瞑想meditation」です。

賞歴

2013年

『ポコラート全国公募展 vol.4』オーディエンス賞

2016年

『ビッグ・アイ　アートプロジェクト2016』佳作『ポコラート全国公募展 vol.6』入選

2018年

『日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展 2018』入賞

2020年

『第3回日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展』入賞映画『37セカンズ』関連企画「37 Seconds ポスターチャレンジ」HABA賞『ポコラート全国公募展 vol.9』入選

2021年

『アートパラ深川メインビジュアル大賞展』入選『三井住友海上あいおい生命 10周年記念キャラクターコンテスト』最優秀賞『ダブディビ・デザインの包装紙原画コンペティション』優秀賞

2022年

『第5回日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 公募展』入賞

2023年

『第9回ART TO YOU!公募展』参議院議長賞

2024年

『第1回BiG-i×Bunkamuraアートプロジェクト』入選

その他

2014 年

東京新聞12 月17 日朝刊コラムに作品写真および紹介文の掲載（『純粋なる芸術中村政人アール・ブリュットの世界』）

2015 年

中村政人著の書籍『ポコラート宣言』（アーツ千代田3331 出版）に作品掲載。※当時のアーティストネームはSEIYA。

グループ展

2014年

「ポコラート宣言2014」（東京／アーツ千代田3331）「ポコラート宣言十和田展」（青森／十和田市現代美術館）

2015年

「人生☆スクランブル交差展」（東京／エイブル・アート・ジャパン A/Agallery）

2016年

「人生☆スクランブル交差展vol.2」（東京／エイブル・アート・ジャパン A/A gallery）

2018年

「人生☆スクランブル交差展vol.3」（東京／エイブル・アート・ジャパン A/A gallery）

©Seiyamizu/AbleArtCompany

Seiyamizu Seiyamizu

1987年生まれ。 2020年にMHD モエヘネシーディアジオ株式会社の奨学金 MHD Artist Scholarship Programを受奨。 2021年にコスメキッチン代官山店にて個展『Inspire Art Gallery』を１ヶ月間開催。 Seiyamizuの作品には、タイトルがない。白紙に目を置いて、ペンを握るとイメージが湧いてきて、それをアウトプットするというのが、絵を描くということだからだ。描き終わるまで、どういう絵になるかはわからない。イメージを言葉に置き換えることはせず、言語化しないからタイトルもないし、自分でも解説はできない。精神的に落ちている時に、吐きだす方法が絵しかない、と彼は言う。彼にとって、絵を描くことは、ネガティブなエネルギーを昇華させるという行為なのだ。

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