2022年度ユニカラート基金活動報告/フェリシモ

アーティストの作品をデザインに採用する「ユニカラート」を通じた次世代への支援

通信販売会社のフェリシモで、チャレンジド(障害のある)アーティストの作品にアレンジを加えてオリジナルのテキスタイルや雑貨をつくるプロジェクトUNICOLART(ユニカラート)は、 すべての商品に「UNICOLART基金」が付いており、お客様はUNICOLARTの商品を選ぶだけで、お買い物で支援活動に参加することができます。 集まった基金は、エイブルアート・カンパニー東京事務局であるエイブル・アート・ジャパンを通じて2015年度から、全国各地の障害のある人の可能性を社会に発信していく活動(主に、障害のある人・子どもが通うことができる民間の小さなアトリエ)に使用されています。 このたび「UNICOLART基金」から2022年度に基金を拠出した2団体より活動レポートが届きましたのでご紹介します。

障がいのある子どもとご家族が、一緒に作品を生み出す時間と場を作るための活動「Line project」(大阪府/奈良県)

「Line project」で行っている絵画活動は、障がいの有無に関わらず、子どもが描く作品にカテゴライズ(カテゴリー区分)の必要はないと考えています。 ここでの活動のルールはただ一つ。
「子どもの手にふれて、一緒に描くことができるのはご家族のみ」ということです。そのため、親子のコミュニケーションを通して、さまざまな作品が生み出されています。 ▲この日のテーマは『ハロウィンリースを作ろう』。ガラスのオーナメントや籐リース等素材の異なるものに触れて、塗って、組み合わせていきます。最後はお父さんやお母さんにドライフラワーを差し込んでもらい完成となりました。 ▲この日のテーマは『ベッドポケット』。フェルト生地に風船や電動ブラシ、スポンジなどを使って描いていきました。 「Line project」のレポートはこちらからぜひご覧ください。

陶芸や絵画クラスに通う人たちが 『好き』を表現することが楽しいと思える美術教室の環境づくり「風の芸術村」(岐阜県)

「風の芸術村」は、「アートは人と人をつなぐ。アートが社会を変えていく。アートはボーダレスである。」をスローガンに掲げて活動をしています。障がいのある人も、ない人も楽しく、感性に響くような造形活動ができる環境作りを目指しています。 レポートでは美術教室の環境づくりに関して、さまざまなことに気づきながら充実した運営を行なっている様子が伺えます。 ▲和紙に表現した水に泳ぐ魚を描く様子 ▲陶芸クラスの様子 「風の芸術村」のレポートはこちらからぜひご覧ください。

「ユニカラート 」の商品デザインには、エイブルアート・カンパニーの登録アーティストの作品が多数採用されており、ユニカラート商品の販売サイトでお取り扱いしております。

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