3年間以上にわたるパラリンピアン支援のチャリティプロジェクト/「JAGDA つながりの展覧会」

デザイナーはデザインを、アーティストは作品を通じてパラアスリートを支援

日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、2018年から3年間、デザインの"つなぐ力"を使って障害のあるアーティストとパラリンピアンを応援。 JAGDA会員デザイナーが職能を活かしてボランティアで参加し、Able Art Companyのアーティストの作品を使用して、オリンピック・パラリンピックを応援するグッズを制作しました。東京ミッドタウン・デザインハブをはじめ、全国で展示・チャリティ販売し、アーティストの作品使用料や製造原価を除く販売収益は日本パラリンピアンズ協会に寄付されました。

Part 1:マスキングテープ

Part 1では様々なものを“つなぐ”身近なアイテム「マスキングテープ」。本展では、「エイブルアート・カンパニー」に所属する障害のあるアーティストの作品を、国内外のJAGDA会員デザイナー172名が、マスキングテープにデザイン。カモ井加工紙株式会社の協力を得て、172柄のテープが出来上がりました。

Part 2:タンブラー

Part 2はスポーツ観戦などに持っていくことができ、省資源にもつながる「タンブラー」を取り上げました。Part 1と同じく障害のあるアーティストの作品ライブラリー「エイブルアート・カンパニー」登録作品(一部を除く)をJAGDA会員デザイナーが選び、タンブラーのカバー151柄をデザインしました。 一部の柄は、タリーズコーヒージャパン株式会社の協力を得て店頭での販売も行われました。

Part 3:フレフレハンカチ

Part 3はハンカチを制作しました。一辺にスティックを挿して応援フラッグとしても使える、まさに「フレフレハンカチ」です。東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、JAGDA会員172名による172種類のハンカチが完成。 東京ミッドタウン・デザインハブを皮切りに全国で展示・チャリティ販売を行いました。 Part 3 では、エイブルアート・カンパニー登録アーティスト75名の作品に加え、JAGDAデザイナーが地域や仕事で関わる、その他の障害のあるアーティスト15名も企画に参加。障害のある人の表現をあたらしく仕事につなげていく役割も担いました。 COVID-19の影響により、東京オリンピック・パラリンピックが1年間の延期となったことを受け、JAGDAではPart1からPart3の商品販売を急遽2021年度末まで継続し、東京オリンピック・パラリンピックの終了まで支援を続けてくださいました。  

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