ゼリーパッケージ/株式会社近鉄リテーリング

キウイと八朔をモチーフにパッケージ用のアートを描き下ろし

奈良・京都・三重・大阪、近鉄沿線の地域の魅力を発掘・発信することを目的とした地域商品ブランド「irodori kintetsu」。この事業を行っている株式会社近鉄リテーリング様が、誰もが活躍できる世界を生み出すアートプロジェクト「Heart for Art.」の一環として、カンパニーアーティストとフルーツゼリーのパッケージ開発に取り組みました。開発に参画したアーティストは山村晃弘さん。八朔とキウイをモチーフとして、フルーツゼリーのパッケージ用にアート作品を描き下ろしを行いました。

アーティストと果樹園の視察

パッケージデザインに使うアートの描き下ろしは、ゼリーの原料となる果実を提供する《松田果樹園+(マツダカジュエン プラス)》の視察から始まりました。36代目園主の松田崇史さんの案内で、広い園内を軽トラックで移動。果樹園を渡る風、果樹の花の匂いを思い切り感じました。自然を身体で感じながら、松田さんに振る舞われた八朔ジュースの美味しさ、軽トラで移動した楽しさなど、山村さんはインスピレーションを大いに受けた様子でした。

関係者が一堂に会してつくるアートの可能性

松田果樹園+の視察に続いて開催されたのが、関係者全員で作画に取り組むワークショップです。果樹園の作業スペースで開かれたこのワークショップには、果樹園の松田夫妻、ゼリー加工を担当するメーカーの株式会社果実工房、irodori kintetsuのスタッフ、そしてアーティストとサポーターの全員が参加。松田果樹園+のキウイや八朔をモチーフに作品作りに取り組みました。 山村さんも、普段は一人で作品に取り組むことが多いため、グループワークはとても刺激になった様子。また参加した関係者メンバーも、山村さんの作品作りに刺激され作品作りに熱中。山村さんの線画を他者が着色するなど、山村さんの作品の制作過程を追体験することで作品が生まれていきました。この日描かれた作品を集めて1枚の絵にしたのが、パッケージの表デザインです。 商品に関わる生産者、加工メーカー、商社、アーティストが直接繋がり完成した《irodori kintetsu フルーツコラーゲンゼリー》。このゼリーを通じて作り手たちのコラボレーションの想い、ワークショップでの楽しかった気持ちが伝わり、反対に作品やデザインを通じてゼリーの美味しさや楽しさがさらに伝われば嬉しいです。

関連情報

オンラインショップ https://www.irodorimall-kintetsu.jp/shopbrand/irodori/ ワークショップの様子 https://www.irodorimall-kintetsu.jp/html/page13.html

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