アーティスト同士のスキルシェアセッション レポート② Momocaさん

障害のあるアーティストが、心身の状態や生活、そして社会の変化に合わせながらより豊かに活動を続けていくために、アーティスト同士の経験やスキルを共有するオンラインセッションを2023年からスタートしました。 2023年8月にアンケートを実施し、そこからアーティストの興味関心を掘り下げ、月に1度程度のオンラインでの交流を通して、活動を広げていくための情報をシェアしています。

Momocaさん:作品販売の実際

先天性白内障による弱視のあるMomocaさんは、鍼灸院を開業する傍ら、通信制の美術大学に通ってスキルを身に付けるなど、貪欲に制作活動に打ち込んでいます。過去には、銀座のギャラリーでの個展やヨーロッパでの展示も経験。 展示で得た縁を今後につなぐために最新作を持っては度々ギャラリーに足を運び、原画の販売を継続しています。 なかなか表に出ない、価格設定や交渉方法など、作品の販売にかかる経験ををアーティストたちに話してもらいました。 ---- この活動は、「一柳ウェルビーイング基金」の助成をいただいて行っています。

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アーティストのコメント

「作品の価格設定」と言う、シビアで硬くなりがちなテーマでしたが、思いがけず話題が広がり、実際には、作家それぞれの創作スタイルとの関わりも大きいのだと感じました。 参加された皆さんと、この難題を話し合えたことで、今まで当たり前と思っていたことが結構あると気づきました。オープンにご自身のお考えをお話しいただけましたことが嬉しく、私も得るもの多々があり、感謝しております。

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